
新川製作所と鋳物加工 その1
最近、鋳物加工をやる会社が減ってきていると耳にします。もちろん年々会社自体も加工者も減っているので当然なのですが、この先どんどん増える事はないように思われます。それは鋳物加工がとても「面倒な」加工だからです。
面倒な要因1 汚れる
鋳物は応力除去する為にしばらく雨ざらしにするので、塗装されてくる物はいいのですが、錆びていて触ると汚れます。さらに切削すると切粉はボロボロで細かく、機械も加工者もすぐに真っ黒になるのでその後の処理が大変です。
弊社が本格的に鋳物加工を始めたのは、1989年9月にYBM-80N(YASDA)を購入してからになりますが、それ以来ずっとやっているので「機械に悪影響を及ぼす」だの「掃除が大変だ」とかいう概念は特になく普通に加工しています。ただこれから新しくやろうとする方が増えないのは分かる気がしますね...