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新川製作所と鋳物加工その2

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鋳物加工

前回、鋳物加工をやる会社が減ってきているというお話をしました。その要因の一つ目は人間も機械も「汚れる」という内容でしたが、今回は二つ目の要因をお話したいと思います。

面倒な要因2 治具が必須
鋳物は基本木型(発砲の場合もありますが)を作ってそこに溶かした鉄を流し込んで欲しい形にします。なので外観はボコボコしていて基準がなく、素材寸法(削り代)がmm単位で違うこともありますし、さらに複雑な(掴むのが難しい)形状をしている場合もありますし、わざわざき木型をおこすということは、素材が複数個存在している場合が多いです。1個ならその素材に合わせて適当に調整して加工すればいいのですが、ばらつく複数の鋳物素材をいかに効率よく加工するかが問題になってきます。そこで必要なのが治具です。治具作成の目的は、寸法のバラツキや複雑な形状の素材に対して、安定した位置決めと安全な保持をすることです。弊社の加工エンジニアは治具を創る能力に大変長けており、より早く精度よく加工することができます!でもこの治具創りが豊富な経験とセンスがないと中々難しいように思われます。